テキスタイル

ルーラーのメモリ幅について(テキスタイル)

縞入力・表入力で密度変更するとスケールのメモリ幅にばらつきが出る理由

糸密度変更でデフォルト(初期設定)密度を大きく変更してしまうと、スケールのメモリ幅にバラつきが出てしまいます。
例えば、デフォルト密度以上に詰める設定では、実寸スケール相当の比率を維持して糸を描画することができなくなるため、密度を無視して糸の描画を優先させます。その結果、縞の密度ごとに表示都合上の幅と、実際の幅とで違いが出てしまいます。

下のサンプルは経縞の密度をそれぞれ変更したものです。
糸のデフォルト密度は、A,B,Cの糸が 44.56本/inch、D,Eの糸が 291.95本/inch のものを使用しています。
A, B, Cの縞は、それぞれ幅優先で同じ幅(各2cm)を入力しています。
デフォルト密度以上のA縞はエディタの表示上は太くなります。
D, Eの縞は、それぞれ本数優先同じ本数(各50本)を入力しています。
表示上は同じ幅に見えますが、実際は倍の糸密度が設定されているE縞は半分の幅です。
AとEの糸は密度変更でデフォルト密度より詰めて設定されているため、スケールの幅が広くなります。

通常の感覚では定規の間隔が固定で、そこに縞幅を合わせますが、縞入力エディタは、縞の描画必要幅に合わせて定規が変動します。

実寸大の表示をするには

テキスタイルのスケールは、表示上の幅が実際には何mm相当にあたるのか密度を反映した値を示すためのものです。そのため、織り上がった柄の雰囲気を見るためには、実寸プレビューを表示(またはプリント)する必要があります。

縞入力メニュー>実寸プレビュー から確認できます。(図:実寸プレビュー 拡大率 4)

実寸プレビュー画面では実寸大に表示します。

※1リピートのサイズは実寸で表示しますが、密度が混在する場合は平均密度に調整されて表示します。より出来上がりイメージを確認するには、ファイルメニュー>プリントプレビューでご確認ください。

実寸プレビューは、あらかじめ、編集メニュー(Mac:4Dbox PLANSメニュー)>環境設定(Mac:設定)>定規タブの画面解像度 を設定します。詳細は、縞入力メニュー(テキスタイル)/実寸プレビューを参照してください。

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