チェック柄の種類とシミュレーション

ファッションデザインに欠かせないチェック柄は、糸の本数や組織の組み合わせによって、さまざまなバリエーションを作り出すことができます。
そんなチェックの代表的な種類を、PLANSで作成したシミュレーションと合わせてご紹介します。

チェック柄のデザインに合わせたモジュールの使い分け

ギンガムチェック

染め糸と晒し糸、または異なる色の染め糸を用いた平織の単純な等幅格子柄。赤白、黒白など2色使いが基本。
チェックテキスタイル モジュールを使用)

ガンクラブチェック

多色使いにしたシェパードチェック、または千鳥格子に似ており、この両方指すことが多い。
チェックテキスタイル モジュールを使用)

タッターソールチェック

明るい生成り地に2色のストライプが経緯交互に交差したシンプルなチェック柄。
チェックテキスタイル モジュールを使用)

ブロックチェック

2色の方形が交互に並んだ単純な格子柄。
チェックテキスタイル モジュールを使用)

バッファローチェック

アメリカンワークウエアの代表的なチェック柄。単純な大柄のチェックで、赤と黒の配色が代表的。
テキスタイル モジュールを使用)

ウィンドウペイン

窓ガラスの枠に似た、細い線のややたて長の単純な格子柄。ウールのスーツ地やシャツ地に多い。クラシックなチェック柄のひとつ。
テキスタイル モジュールを使用)

タータンチェック

スコットランドで生まれた伝統的な格子模様で、民族衣装に用いられたり、氏族や一族を象徴するものでもある。現在では英国調を代表する柄としてファッションに幅広く用いられる。
チェックテキスタイル モジュールを使用)

千鳥格子(ハウンドトゥース)

白黒を基調にした2配色が基本。3~4配色のものはガンクラブチェックと呼ばれる。縞の本数と組織によって鳥が飛ぶ姿のような柄がうまれる。
チェックテキスタイル モジュールを使用)

グレンチェック

千鳥格子とヘアラインが組み合わされたような格子柄。細かな4種類の格子柄で大きな格子柄を形成する。メンズの梳毛スーツの代表的な柄。
チェックテキスタイル モジュールを使用)

シャドーチェック

光の当たる角度により格子が浮き出て見える無地感覚の織り柄。糸の撚り方向が違うものを組み合わせて作るSZ交織が代表的。
ストライプ モジュールを使用)

オンブレチェック

オンブレ:陰影、濃淡をつけた(仏語)
単色や同系色の濃淡だけで格子柄をあらわしたもの。ぼかしたタッチでグラデーションのような格子柄をあらわした先染めチェックが多く、滲んだようなやわらかいイメージ。
チェックテキスタイル モジュールを使用)

マドラスチェック

多色使いで大柄な格子模様、細い綿糸で天然染料による滲んだ色使いが特徴。
ランダムチェック モジュールを使用)

アーガイルチェック

トラディショナルなスタイルに見られる代表的な菱形格子。本来はダイヤ柄と細い斜め格子を組み合わせた左右対称の模様編みで、クラシックアーガイルは3色の糸で編み込む。
ニット モジュールを使用)

(参考:テキスタイル用語辞典)

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